総統と、超至近距離で目が合う。
彼の瞳に、吸い込まれそうになる。
彼の醸し出す色気に、妖絶な雰囲気に、
俺は、思わず息を呑む。
反対の手が、ゆっくりと俺の頬を撫でる。

























「お前の名は、・・・・・・『ビオラ』だ。
 ・・・大事にしろよ?」



耳元に唇を寄せて囁かれ、再び、真っ直ぐな瞳に
射られた。

































「はい、・・・・・・・・総統・・・・。」




これが、俺と総統の、真の出会いであり、
始まりでもあった。