で、実際に会ってみたら、予想通りではあったが、妙な違和感があった。
……隠しているようだったけど、微妙に、普通の人間とは違う、
何だか不思議なものを感じたんだ。

































毛並みが違う子猫と言えば可愛いかもしれないが、
どうも、一癖も二癖もありそうな気がする。




































軽く自己紹介をして、握手。
手を差し出すと、あっさりと握り返された。
だが、何となく、僅かに、「これ以上、俺に踏み込むな」と、
……暗にそう言われている気がした。
だけどね、それは逆効果。
君は、この先、僕達にとって特別な存在になりそうな気がするから。
それに、僕が個人的に気に入っちゃったから、……この学園では逃げられないよ?