~藍斗side~






「……あー、凪。
 俺が言うのも何だが、その、……大丈夫か?」



あ、良かった。
口調も元に戻ってるみてえだし。
……まぁ、凪の貞操が危ない事になっているが、あえて、無視だ、無視。
スルースキルは、一つの技術だ、と俺は思っている。






















「…………ねぇ、藍斗。
 あんた、……一体、何者……?」




「あー、…………余韻に浸っている所を悪いんだが、
 その、……服、着てくれねえか?」






































見事にハモった俺達二人。
思わず、顔を見合わせてしまう。
俺の心の奥底では、ビオラが、クスクス、と笑っているような気がした。