「おい、これは一体、どういう差し金だ?
 まさか、奴の偵察隊じゃねえだろうな?」



「……だったら、どうするの?」



「…………なっ……!?」











あえて、俺と来訪者のやり取りには口を挟まないらしい、ミーシャ。
おそらくは、傍観、という意味だろう。
確かに、コイツが敵か味方かなんて、分かる余地もない。
ミーシャは勿論、俺ですら、喧嘩で腕を確かめたが、
心の内は、なかなか読みづらい。
いや、そんな事よりも、もっと大事な事が、……やってしまった。

























……一応、セーブはしていたつもりだが、どうやら、
箍が外れてしまったらしい。