Secret Prince

「でも、生徒会以外で、僕に近付いたら、
 色々、嫌がらせとか受けちゃうんだよ?
 親衛隊っていうか、もう、僕には制御できない所で、
 密かに動いているらしいんだけどね。
 この寮は、藍斗と郁斗以外、親衛隊がバックにあるんだけど、
 郁斗は、何だかんだで、腕っ節があるから大丈夫だったけど、
 藍斗は、ねぇ……。
 (あまり、喧嘩が出来るようにも見えないし。
  もしかしたら、猫被ってるだけかもしれないけどね。
  いや、寧ろ、その可能性の方が高いと思うが、・・・・
  あくまでも、これは、口実だから、ふふふ。)」




確かに、それは、もっともな話だが、受け入れられる話ではない。
勿論、というよりも、無論、却下、だ。
それに、営業スマイルのような微笑みに、虫唾が走る。
気に入らない、それに、微妙に、黒いオーラを身に纏っている所も、な。











「大丈夫ですよ。
 僕、こう見えても、メンタルは強いですから。
 雨宮先輩の心配を煽るような事はしません。
 それに、先程も言いましたが、編入したばかりの僕が、
 そんな、高名な、生徒会なんかに、補佐という立場とはいえ、
 入るわけにはいきませんよ。
 (俺とミーシャが一緒になれば、この学園の親衛隊総潰しも、
  簡単に出来るだろうからな。
  少なくとも、腕っ節では負ける気がしねえな。
  こんな口車に乗るような俺じゃねえよ、お生憎様。)」





多少、不安げな表情を見せつつ、あくまでも、しっかりと言い切る。
ちょっとした演技で、軽く握り拳を作って、さりげなく見せる。
怯えている振りをして、同情させつつ、だが、相手の策略には乗らない。