「ふふ、そういう事なら、改めて自己紹介でもしますか。
 ……俺は、乃愛組の次期総長、乃愛凪だよ。
 俺達の組は、そうだな、……んー、腐った下種の社会的抹殺が、主な仕事かな。
 あぁ、俺、一応ヤクザみたいなもんだけど、薬とか、
 そういうのには手ぇ出してねえから、安心してくれよ、な?
 性格は悪いかもしれないけど、そこまで堕ちてねえからさ。」































あらー、マジでビンゴだったわけか。
しかも、腐った下種の社会的抹殺、って……。
そんな、ニッコリ笑って言われても、……いまいち、説得力に欠けるような……。






























「丁寧な自己紹介、ありがとな。
 俺の方は、悪いけど、今は聞かないでもらえるか?
 まぁ、俺も、そっちの方に生きてる人間だから、
 俺が言わなくても、凪が調べれば、何か色々、出てくるかもしれねえけどな。」


最初の一言は、思いっきり皮肉っぽく、オプションに微笑みも添えて。
あとは、ほんのちょっぴり、能力を使って翻弄してやりつつ、
甘ったるい声色で語りかける。
それにしても、今更だが、見た目と一人称は釣り合っているが、
口調が全く似合っていない。