Secret Prince

あー、他のクラスメートが、唖然とした様子で凝視している……。
はぁ、……編入早々、やっちまったかな?





























「あのな、栗代、……起こそうとしただけで、別段悪気はねえ、
 ……いや、全くない事はないが、……とりあえず、この問題解け。」



そう言って、春日は、黒板を指差した。
……ちょっと待て、どう見ても、高2でやる問題じゃないだろう。
これ、5年前にやった問題じゃ、……しかも、とびきり難しい大学の試験に
出た覚えが……。


























酷い話だ、と思いつつも、家庭環境が壮絶だった俺は、
教育においても相当な事になっていて、途中式も書かずに答えだけ書いて、
春日に向き直る、と。