泣きながらそう訴えるさなえ。

私は理解しようと一生懸命頑張ってた。

「ねぇ…しず。」

「…なに?」

「しずは選べるの。
天使か悪魔どっちか。
それをフリージアは知ったから来たの。」

「そうなんだ…」

「ねぇ天使に…仲間になってくれるよね!?」

喰いかかるように聞いてきた。

「さなえが天使だったら…悪魔になんてなれないよ!
さなえとずっと一緒だって言ったでしょ!」

「…有り難う…!!」

涙を流しながらそうさなえは言った。

私は誓った。

悪魔にはならないと。