天界戦争

そんなもやもやを残しながら昼休みになった。

「どしたん？
今日なんか元気ないやん」

「くみ…」

「なんや、さなえと喧嘩でもしたんかぁ？」

「うんや、そんなんじゃないよ」

「じゃあ、どしたんか？」

「…わかんないや…」

「？」

彼女の名は増井 久未（ますい くみ）

通称くみ。

うちの学校に転校してきた、関西の子。

いつも明るくて、元気を貰える。

「なんとなく…こうなっちゃった」

「…元気出しいなぁ!!
そんなしけた顔してったら仲良く出来ひんで!!」

「…ありがと」

私は笑った。