俺は構わずそのまま唇を、彼女の唇へと落とした

ゾクゾクする感覚が増し、次第に麻痺していくような不思議な快楽に襲われ、俺はそのまま彼女の唇を貪るように求めている

止まらない

『まるで魔法に…』

そうだ、止まらない

魔法だ

彼女の



これは魔法だ



触れた部分から潤い始め、彼女を求めすぎるあまり吐息が漏れる

椿が慌てた様に目覚め、急いで俺の胸元に手を置いた

「ぜ……さ…」

止めてくれ。君の言葉は聞きたくない

君からの拒否を、俺は受けとることなんか、もう出来ない!!

彼女に何も話せない様にするため、俺は夢中で彼女の唇をふさいだ

もう引き返せない

もう…触れてしまったら戻れないんだ!

彼女の腕をきつく掴み、俺はそのまま彼女の上に乗り上げた

欲しい…

ただ、君だけが



それしか頭になかった