そして、翌日。

僕は、この家にいるのが恐ろしくなって、

すぐに家を出て、不動産会社に向かった。

そして、そこで電話に出た村上さんに会った。

「昨日電話したものですが...」

そう言って、村上さんに言うと、

「ここでは話せませんので...」

と言って、奥の部屋に連れていかれた。

すると、村上さんは静かに話し始めた。



~~~5年前~~~

この部屋に引っ越してきたある1人の男がいた。

彼は、すごく優しそうで、住人の憧れだった。

しかし、ある日。

彼の家の前には、2人組の男がいた。

彼はまだ仕事から帰ってきていなかったが、

家のドアになにか書いていた。

それは、あまりにも無残なありさまだった。