「おいっ!喜六あんまり大声だすんじゃねぇっ!恋は見せ物じゃねぇーんだぞっ!そんなにジロジロ見んじゃねぇ!!」









土方さんはみんなにそう言って怒鳴る。








「ははは、トシそう威嚇するな。だれもとりゃーしねぇよ。」








「為兄・・・。」








「恋さん・・・と言ったかな?すまないね驚かせてしまって。俺はトシの兄貴の為二郎だよろしくな?」








「あっ・・・はい・・・。」









土方さんのお兄さん・・・なんとなくだけど声が似ている・・・。









「恋、明日江戸の町を見てみるか。」








土方さんは未だ後ろに隠れている私にそう言う。