そっと台所に入るとそこには台所をパタパタと忙しそうに動き回る恋の姿があった。










総司や近藤さんの世話以外にもこんな事をやっていたのか・・・。











「恋さんはとてもいい子ですね。」










「松本先生・・・」












振り返ると松先生が優しく微笑みながら恋を見ている。












「恋さんねこれの他にも私の仕事の手伝いや、洗濯物、縫い物、掃除・・・この他にも色々とやってくれるんですよ。ある日どうしてそんなに頑張るの?って聞いたんです。そうしたら恋さん何て言ったと思います?『土方さんや新撰組のみんなは命がけで戦っている。私も男だったら戦に出てみんなの力になりたかった。けど私は女だから・・・それで考えたんです女の私にもできる事を・・・だから私にできることは私がやりたいんです。』そう言ったんですよ。」