「ごめん・・・なさい・・・。だけど・・・」







この時、恋の心は壊れかけていた・・・無理もない。平和な時代を生きていた恋がいきなり人を普通に殺す時代に来てしまったのだ。しかも新撰組と言うところに。心が病んでもおかしくはない。






「恋・・・・」






土方さんはそう言って私に触ろうとした。






「・・・イヤッ・・・・」






屈託に土方さんの払っていた。






払われた土方さんの手は行き場を無くし哀しげに畳の上に置かれた。








「っ・・・」







私は土方さんの部屋を勢いよく出た。







後ろからは





「恋っ!!」



土方さんの声が聞えた・・・。