恋はそう言うと真っ赤な顔を隠すかの様に下を向いた。








「本当か・・・?恋、本当に俺でいいのか?」







土方はいまだに信じられなくて恋に聞いた。







「うん、貴方がいいの、土方さんじゃないとイヤ。もう何があっても貴方の傍を離れたくない。」








恋はそう言うと涙に濡れた瞳で土方の顔を見た。









「・・・・だけど俺は武士だ。いつどこで死ぬかもわからん身だ。いつかはきっとお前を1人にしてしまうと思う。それでもいいのか?」







土方はそう言って恋の頬を優しく撫でた。








「それでもいいの。私は絶対に土方さんじゃないとイヤなの。もし貴方が死んでしまっても私は貴方以外の人とは生きていけない。だからその時は一生片思いでもいいの。だからその時までずっと傍にいて・・・」









恋はそう言って自分の頬に触れている土方の手に自分の手を重ねた。