「えっ・・・?」










私は思わず聞き返してしまった。












イヤ、だってこの人普通に縫うとか言ってるけど此処江戸時代で麻酔とか無いんだよ?なのに縫うって・・・・











「じゃあ、体動かさないで下さいね?ささっと縫ってしまいますから・・・」














そう言って隊士は糸の付いた針とお湯の入った桶を横に私の方へ近寄り傷口にお湯を掛け腕を縫い始めた。










「っ・・・・!?」










私は痛すぎて声も出ず目には涙も溜まっていった。