私は仕事の合間を縫って、時間が許す限り、先生のところへ訪れた。

先生には調子のいい時もあって、

もしかしたらこのまま元気になってくれるんじゃないかなんて、

感じたこともあった。

だけど、先生が「自分の体は、自分が一番よくわかる」と言ったとおり、

葉書をもらってから、半月もしないうちに、覚悟をしていた別れの時はやってきた。