ETERNAL LOVERS 「先生と私」 ―永遠の2人―

「先生……何を、言ってるの……?」


先生の言おうとしていることが、わかってくる気がしていた。

けれど、それは気づきたくはないことのようにも、感じた。


「……俺が死期を悟ったら、

おまえに、手紙を出すから……」


「何よ、それっ……!」


気づかされたくはなかったことを言われて、大声を出す私に、


「……最期くらい、おまえに会いたいんだよ……」


と、先生は穏やかなトーンで話した。