ETERNAL LOVERS 「先生と私」 ―永遠の2人―

「嘘……?」

泣きながら、先生の顔を見上げた。

「ああ……あんまりみんなが辞める理由を聞いてくるもんだから、

ちょっと嘘をついた……」

「なんで、そんなの……だったら、

だいたいどうして、辞めるのよっ!」

感情にまかせて、私は声を荒げた。

「妹は、だいぶ前に亡くなったんだ……ガンでな。

お兄ちゃんも気をつけてなんて言われてたんだが、

俺も同じ病気になったらしい……」

先生が、静かに言った。