早くこの時間が過ぎればいい、

生きていくときが減っていけばいい、

そうして、やがて自然に死んでいけるのなら、

と、私はそんなことばかりを望んでいた。


高2 17歳にして、私にはなんの未来への希望も、

楽しみもなかった。

たったひとつ願うのは、死ぬことだけ。

いつ死んでもいいと思いながら、

私はつまらない毎日をやり過ごしていた。