今、我がご主人様を起こすためにドアの前にいます。



―トントン…―



『……。』



返事がないってことは、まだ寝てる?



『しつれーいしまぁす…』



ドアを開けると広々とした空間がお出迎え。



『くはー…やっぱり広いなぁ』



あたしの部屋もメイドとは関係なしに白を基調とした綺麗な部屋だが、それとは対象的に会長の部屋は黒を基調とされていて暗いと言うわけでもなく、お洒落なデザインで広い。



『ってやっぱり寝てるし…』



ヤツの姿は見えないが、これはまた高そうなベッドの上に布団で覆われている物体が目に入った。



『暑くないのかな…?ι』



まず、カーテンと窓を開けてベッドの側に寄った。



『会長ー!起きてくださいっ!!』



仁「んー…?zzZ…」



『ちょ!寝ないで下さい!!』


バっ!と布団をめくると目に入ったのは…


『ぎゃーっ!!///』



仁「おわっ!!?何大声だしてんだよ!?静かに起こせ。」



布団の下から出てきたヤツは程よくついた筋肉で綺麗な上半身の裸だった。オマケに男の力強さがでてる腹筋も綺麗に割れている。





今で言うソフトマッチョ…?