葵「………ハァ。」


礼「…!!また溜め息!!」



―ドカドカ…

バタンッ!!―


礼・葵・悠「「「……!!?!」」」


仁『あ"ぁー!!何なんだよ!!あの女っ!』


礼・葵・悠「「「……ハァ」」」


仁『あの女!!なかなか生徒会に入らねぇんだよ!わざわざこの俺様がクラスに行ってやってるのによ!!』


礼「仁さぁー…昨日も一昨日も同じこと言ってなかった?」


仁『アイツが同じことしか言わねぇからだよ!!』


葵「落ち着け。それだけじゃないだろ?今日は何て言われたんだ?」


仁『ただでさえ王子キャラは疲れるのにクラスに行ってやってるのによ…アイツ…(怒)』


―「王子キャラしてまでこのクラスに来てなんて頼んでないし。っていうか今時キモいから!!…プッ」―


仁『最後に鼻で笑いやがったんだよ!!』


悠「強ぇな…その女」

葵「四天王のリーダーに鼻で笑うとは貴重だな」


礼「へぇー…この学校でそういう子いるんだなぁ…興味あるかも。ニヤリ」


仁『……っ!!!』


礼「俺も会ってみるかなー。この前はソファーに座ってて見れなかったし」


バタン…。


葵「…いいのか?仁」

仁『…べつにいいんじゃね?なんで俺に聞くんだよ?』


悠「お前…その女に惚れてんじゃねぇのか?」