あれからずっと、いつも私はこんなだった。

どんなに小さないいことも、タクと共有したいと思う。


まるで、
それは二度とめぐってはこないことでもあるかのように思ってしまう。

そして、それはおそらく真実であることを、
私の中の目覚めた私がどこかで覚悟しているからなのだ。

こんな状態が、いつまでも続くはずがないのだから。
 
彼は、もうずっと前から、ここにとどまってはいけない人なのだから。