「和ちゃん言うな。和弥だ!」


佐々木和弥
(通称:和ちゃん)

まだ23歳の若い先生。


「どっちも同じでしょーが…。」


「これだから最近の若い奴は…。いいか、深海。お前今日は生徒指導質来いよ?」



「えー…。お、美羽ー!!」



「おー!!由梨じゃん!おはよう!」


「はよーう!久々に屋上行かね?」


「行く行くっ♪」


「あ、こら!!深海!!…ったくあいつは…。」


和ちゃんは無視して久々に屋上という天国に足を運んだ。


~屋上~


「んー…♪やっぱ青空の下は気持ちいっすなあ!」


「そっすなあ!!」


小畑美羽(コバタミウ)
ピンクっぽい茶色に黒のメッシュをいれてるギャル系お嬢。


多分あたしの一番のトモダチ。



「…っち。うるせぇなぁ…」


「「ん?」」

どこからかドスの利いた低い声が聞こえてきた。



「おめぇ等なんなんだよ、うざってえ。騒ぐな、眠りの邪魔だ。」


ムクリと水タンクの上で起き上がった陰があった。


「…っ!!」


翼…。



「ん?お、由梨じゃねぇか。久々だなー」