そして、

ペンキチーム:橘・田中。

段ボールチーム:長月・高円寺・三枝・山地。

となった。




「ねぇ。僕で良かったの?」

「あんな奴なんか…田中君ごめんね」

「僕は良いんだよ。好都合さ」

「え?」

「あっ!いや…何でもないっ」

海と梨香は廊下を歩いていた。ペンキは職員室前に出してあるらしく、二人は二階にある職員室へ向かっていた。

「二人は仲が良いんだね」

「ウチと幹也?」

「うん」

「そんな事ないって!」

「でも、橘さんはさ…山地君どう思ってるの?」

「どうって?」

「本当の所はさ…どうなの?橘さんとは前のクラスとの付き合いだけど、何かこの頃生き生きしてるっていうか…」

「普通よ!!昔からあんなんで疲れるわよ。まぁ…良いとこもあるけど」

「……そうなんだ」

「どうしたの田中君」

「…何でも無いよ」







ーースーパーにて………

「段ボール、店の裏の倉庫にあるってさ」

山地が店員に聞いて戻って来た。

「じゃ、行きますか」

俺と山地は歩き出す。

「ちょっと私達トイレ行ってから行くわね」

「おっけー」

山地がそれに答え、先に倉庫へと向かった。

そして、長月と高円寺はトイレへと行った。