「K大知ってますか?」
微かに吹いた風で、小さく黒澤さんの髪が揺れる。
「……K大…ですか。知ってます。」
「私はそこの生徒です。放課後、来てくれたら助かるんですけど。」
…つまり、K大に来い、と。
「…分かりました。渡しにいきます。」
K大には何度か訪れたことがある。
1年位前に、雪葉の彼氏の翔に紹介されて気まぐれで付き合った男が、K大の生徒だった。
結局、私が振って別れたけれど。
でも、別れた後もしつこく追い回してきて、とにかく気持ち悪い男だった。
まだあれから1年もたっていないので、アイツもまだK大の生徒だろう。
…会わないようにしなくちゃ。もう顔もみたくない。
「璃雨さんって、一人暮らしなんですか?」
静寂を掻き分ける彼の色っぽい声が、夜の道に響きわたる。
「えぇ…。まぁ。」
自分のことを他人に話すことにあまり慣れていないので、毎度のことながら、戸惑う。
微かに吹いた風で、小さく黒澤さんの髪が揺れる。
「……K大…ですか。知ってます。」
「私はそこの生徒です。放課後、来てくれたら助かるんですけど。」
…つまり、K大に来い、と。
「…分かりました。渡しにいきます。」
K大には何度か訪れたことがある。
1年位前に、雪葉の彼氏の翔に紹介されて気まぐれで付き合った男が、K大の生徒だった。
結局、私が振って別れたけれど。
でも、別れた後もしつこく追い回してきて、とにかく気持ち悪い男だった。
まだあれから1年もたっていないので、アイツもまだK大の生徒だろう。
…会わないようにしなくちゃ。もう顔もみたくない。
「璃雨さんって、一人暮らしなんですか?」
静寂を掻き分ける彼の色っぽい声が、夜の道に響きわたる。
「えぇ…。まぁ。」
自分のことを他人に話すことにあまり慣れていないので、毎度のことながら、戸惑う。

