「あれ?あかりちゃん?」
悠の後ろから声がする。
「なぁんだ、また会いに来たの?」
「…はい」
声の主は悠のバイト仲間の人。
沢田さんっていう女性。
悠の2つ年下で、私の2つ上。
悠とすごく仲が良い人。
「毎日会ってて、飽きない?」
「そんな、毎日は会ってないよなぁ?」
悠が軽く私の頭をポンポンと叩く。
楽しそうに二人の話をニコニコと聞く。
「ラブラブなのは構わないけど、
今が仕事中だってこと忘れないでね」
「分かってるよ、ね、沢田さんお願い」
「しょうがないなぁ!今度ご飯ね」
そんな会話をして、
悠は私を奥に案内してくれた。
