茶の人生

ガラガラガラッ







保健室のドアが開く。







「『……… 」』







保健室に入ってきたのは同じクラスの女子。
川坂 心優(みゆ)だった







「…あんたら何やってんの?」







慶の胸ぐらを掴んでいる俺を不思議そうにみている。







「…まぁ、俺の傷の消毒?なっ、け、慶。」







『あぁ、う、うん。
そうだよっ』







なんで俺らこんなに動揺してんの…。







「ふ~ん?凌のその傷はどうしたの?」







俺の顔の傷をさしながら心優は疑いの目で俺をみてる。