ピンポンピンポンピンポーーーン♪

「由香里ぃぃぃいッ証拠つかみとったよぉッ」

「…麻里ちゃん…どぉしたの??」

「と…りあえずコレ聞いて?」

そう言って麻里ちゃんはボイスレコーダーを手渡した。

カチッ

≪本命の彼女と賭けの話しててさぁ。まぁその≫

藤堂君の声だ…。

≪まぁその電車に執事君も乗っててさ。≫

五十嵐が…乗っていた…

≪話聞かれて殴られたって訳。≫

五十嵐が…藤堂君を殴ったって…

≪今執事やめさせられてガッコいってるらしぃぜ?≫

あたしのために怒って殴ってくれたのね…?

「由香里…早く学校行ってきなよ!!」

「うっん!!ありがとぅ!!」