「おかえりなさいませ、由香里様。」

「ぁ…五十嵐。来てたの。早いね?」

ヒソヒソ…

「ぁれさぁ、世間で言う執事じゃね!?」
「すげぇ!!お帰りなさいませお嬢様だってよ!?」

みんな…声でかいから!きこえるから!

「由香里お嬢様?どうなされました?」

五十嵐も声でかいから!!

「ぃや…じつゎですね…」





「じゃ!数学やんぞッ!!」

「ハィ…五十嵐…サマ」

~回想…。~

『抜き打ちテストだぁッ!?』

『ぅん…。』

『抜き打ちでもなんでもねーじゃん!ぁはは~』

『ぁのね…赤点の方は掃除&プリントなのね。』

『赤点!取るやついんの??』

『……。あたし…数学のテストで50点いったことないの!!』

『……は?』

『ぇへ。』

『お前死ぬ気でやっぞぉぉぉおッ!?』

『えぇえっぇぇぇぇえ!?』


と、今の状況に至る。

「五十嵐先生…。わッ分かんないですぅ…」

「あぁッ!?こんなんわかんねーのか!お前アホにも程があるぞッ」

「すぃません…」

っていうか…五十嵐頭よすぎなんだけど!?