第6章:朋子side


「おぉ!
 咲月おはよう!!
 心配してたんだよぉー大丈夫?」



「あーっ咲月ちゃん!
 どしたの?風邪?」



「あ、おはよう。
 少し風邪をこじらせちゃって....ね。
 心配してくれてありがとね。」



咲月の家に訪ねた次の日、
咲月は予告通り学校に来た。



1日休んだだけで、みんなから
心配してもらえている
彼女が羨ましくて仕方がない。



私なんて、休んでも



「あれっ?
 昨日休んでたの?」



なんて言われるに違いない。



唯一、風邪をひいた私を心配してくれる、
優しい子がいた。



....咲月だ。