ノッシノッシと重たい体を右に左に揺らしながら近づいてくる。 近くにつれそれは姿を表す、ぼってりとしたお腹にびっしりと体中覆う毛、短い二足でその体を支えまん丸として目はキョロキョロとせわしなく動く。 「ソラ逃げろ!」 「ヤダッ!」 ついに目の前に迫りその大きさに息を呑む、リオンは使い慣れた剣を持ってきていない事を悔やむ。 「早く!隙みてえ俺も後を追うから!」 「ヤダッて!!」