君の中で僕は眠る


僕はこの女と一緒に生活を共にしていて、

この女が僕の妻であるのは事実で、

当然のように僕の苗字を名乗るこの女を認めたくないんだ。


僕の妻として。

だって僕はこの女のことを
微塵も愛してはいないんだから。


そもそもなんでこんな女と結婚したんだ、僕は…。

いまだに僕の返事を待っている女は一見淑やかに見えるのだろう。

でも僕はこの女が見た目と違い、
計算高く見栄っ張りな女だと知っている。

こんなに嫌っているのに離婚しないのはなぜかって?

それはね、僕はこの女に興味がないから。

離婚するほうが僕にとっては煩わしいことに感じられる。

それとは別に大人の事情から
僕はこの女と離婚出来ないのだけれど。