リューグがたどり着いたのは朽ち果てた教会だった

それは小高い丘の上に砂ぼこりと錆びにまみれて異様な存在感を放っていた

この場所はかつて中央大陸全土を包む大戦の合戦場だった

この教会はその真っ直中に存在したものでここまで形が残っているのは奇跡そのものである

リューグがドアの無い入り口から中に入るとそこには確かに神聖な空気が渦巻いていた

外観はボロボロでも教会の威厳は失われていなかったのだ

やがて一人の女が奥からリューグのもとへやってきた

長身で美しい顔立ち

肌は大理石のように白かった