「こんな事言ったらナミは、乗り換え早いって思うかもしれないけど…ちょっとあつしさんの事いいなって思ってるんだ。1回しかあった事ないし、まだ好きとかじゃなくて気になる程度なんだけど…」


「そっかぁ〜。そういうことなら協力するから何でも言って?ユウタにもいろいろ情報聞いとくね」


「ありがとう!」


私は新しい出会いに浮かれてた


まだ好きとかじゃないけど、でもなぜか気になる人だった


もしも出会っていなければ、あつしは今もどこかで笑っていましたか?

私の大好きなあの優しい笑顔で誰かを幸せにしていましたか?


「あみ〜、いよいよ明日初デートだね。」


「うん。もうドキドキし過ぎてヤバイよ〜。」


この日の授業はほとんど頭に入らなかった


あつしの事で頭がいっぱいだった

来週からテストがあって勉強しなきゃいけない時なのに私は、ただひたすら明日の事を…

あつしの事を考えていた

約束当日の朝、私は朝から、ソワソワしてた


昨日の夜も緊張のせいかあんまり眠れなかった


待ち合わせまでまだまだ時間があるのに、早く目が覚めてしまった

現在の時刻午前8時