「あみ、俺も同じ気持ちだよ。来年の誕生日も再来年の誕生日もずっと一緒に過ごそうな。」

「うん!」

「ねぇ、そういえばテレビとか何で消えたの?すっごいビックリしたんだよ。」

「俺魔法が使えるんだよね〜!」

「うわ〜。嘘くさっ!」

「ひでぇ〜。まぁ冗談だけど!テレビは時間になったら消えるようにタイマーセットしといたんだ。電気は部屋の外にもスイッチあるし!」

「そういう事かぁ。」

「そういう事!」

「あつし、私もプレゼント見てもいい?」

「あのさ…その前に大事な話があるんだ…」

さっきまでの楽しい雰囲気とは全く違う少し重たい空気が流れ出す

「どうしたの?」

「俺が、前にあみが昔どんな恋愛したか聞いたときちゃんと話してくれたじゃん?」

「うん。」

「俺もあの時話せばよかったんだけど嫌われるのが怖くて話せなかったんだ」

私は黙って聞き続けた

「俺、高校生の時、すっげー好きなやつがいたんだ。相手も俺のこと好きだって言ってくれて付き合うようになった。でも付き合ってる事が親に見つかった時めっちゃ反対されたんだ。うちの親はそうでもなかったんだけど、相手の親が世間体を気にする人だったから…でも今思えば気にして当たり前だと思う