さやかさんはそんな私を見て嬉しそうに微笑んだ


さやかさんの家に着くとあつしとヤスヒロさんが準備を終えて一休みしていた



その横にはリクくんがすやすやと寝ていた


あまり大きくはないけれど5人分の短冊を飾るには十分な大きさの笹がかざってあった


「笹どこで見つけたの?」
「車で20分くらい走ったところに竹やぶがあってさ!近くに居たオジサンに聞いたら少しなら持ってっていいって言ってくれたんだ」


「そうなんだぁ!2人とともよくやった!ご褒美にあみちゃんとご馳走作るからね!その前に飾り作ったり短冊書いたりとかしちゃおうか!」

みんなが一斉に動き出す

みんなで飾りをつくってからその後短冊を書き始める

いつも騒がしいあつしも真剣な顔で書いてたね

「どんな願い事書いたか見せっこしよう」

さやかさんの一言で恥ずかしがりながらも見せ合う事にした


リクくんはまだ小さいからペンでごちゃごちゃ書いただけだったけどそれはそれで可愛い

<リクが元気に育ちますように…さやか>

<リクが病気しませんように!後さやかが小遣い上げてくれますように…ヤスヒロ>

ヤスヒロさんの短冊に私とあつしは大爆笑