「うん。いいよ!何?」

「あみは何で彼氏と別れたの?飲み会の時はユウタ達もいたし話したくなさそうな感じが伝わったからあんまり聞かなかったけど、今は言ってほしいんだ。ぶっちゃけ俺はあみに少しずつ惹かれてる!だから全部知っておきたいんだ。」


「……あ…のね」


「あみ?もしかして泣いてる?」


「うん…ごめ…ん」


「ごめん!泣くほど話すのが嫌なら無理に話さなくていいから!ホントごめん。」


「ちが…うの。嬉しくて泣いてるの。話すのがイヤな訳じゃないから」


「嬉しいって何が?」


「あつしが惹かれてるって言ってくれた事が嬉しいの。私も同じ気持ちだから。」


「マジで?」


「うん。」


「じゃあ話してくれるの?」



「うん。あのね、私元カレの事ホントに好きだったの。もちろん向こうも私の事同じくらい好きでいてくれてるんだと思ったし、そう信じてたの。相手は25歳の社会人で出会いは、電車で痴漢にあった時に助けてくれたことだった。社会人だからなかなか会えなかったけどそれでもあえる時間を見つけて会いに来てくれてた。会うときはだいたい夜で、いつもホテルで2、3時間過ごすだけだったけど