「何で笑うの?私なんか変なこと言った?」


「いや〜言ってないよ。ただかわいいなと思って。」



「どこら辺が?」


顔を真っ赤にしながら聞く私


「ナイショ。それより名前呼び捨てであつしって呼んでいいから。なんか(さん)とか付けたら堅苦しいじゃん!俺もあみって呼ぶからさ!」


「うん!分かった!」


「分かればよろしい!」


2人の会話は途切れることなく続いた


楽しくて昼間の緊張感が嘘みたいになくなってく

あつしが選んでくれたお店は、女の子が喜びそうなオシャレなお店


かわいい花がたくさん飾ってあった


「かわいい〜。あつし何でこんなオシャレなお店知ってるの?男の人だけで来るには可愛すぎるし、まさか遊び人だったりして〜。」



「違うから!ここくるの初めてだし!あみが喜びそうな店ナミちゃんに聞いたりして調べたんだ。」



恥ずかしそうに言うあつし

「そうなんだ。ありがとう!」



あつしの言葉が嬉しかった



嬉しくて浮かれててあつしの左手なんて見えてなかったの…




もしもこの時気付いてたら私達には今とは違う未来があったのかな?