あたしもあわせて郁の方を向いた。 暗くてよくわかんないけど多分真っ直ぐ見られてる。 手が顔にきて反射的に目をつむった。 突然降ってきたのは郁からのおでこにキスだった。 何回もしてるはずなのに今日だけはやけにドキドキして顔が熱くなる。 「約束。」 へ…? 「朝の約束。 チューしてくれんだろ? さっきはいろいろあったからできなかったけど、今ならできるじゃん。はいっ!」 「え゛っ……」 こういう状況でソレ!? 約束はしたけど。 郁を見てみると目を閉じて待ってる様子。 するべき…だよね? .