「離れないでね……?」 手をキュッと握り俯き加減に呟いた。 だってさっき麗奈ちゃんに告白されたし、あたしより麗奈ちゃんのが可愛いし…ちっちゃいし……。 落ち込んでると郁の大きな手があたしの頭を撫でた。 「離れないよ。俺は美知琉しか好きじゃないし美知琉以外いらないよ」 あたし以外…いらない。 その台詞にあたしは赤くなる。 何度あたしは郁の台詞で、行動で嬉しい気持ちにさせられるんだろう。 嬉しくて泣きたくなる。 .