《美知琉side》



…あたし馬鹿!?


何で皆の前で告っちゃってんの!?


皆、郁だって思ってても恥ずかしいよ〜!!



麻知とシゲくんなんて腹押さえて笑いを堪えてたしね!


郁から少し離れて自分のしたことに反省してると郁に呼ばれた。


「美知琉?」


「……何?」


「こっち向いてよ」


「…いや…」


「美知琉」


「……ひゃっ!」


座っていたはずの郁が何故か背後にいて無理矢理、郁の方を向かせられた。


「…〜〜〜っ!!」


「…ぷっ…タコじゃん」


知ってるよ!!!


今あたしの顔が真っ赤なことくらい!





.