《郁依side》



いつも通り朝起きて飯食って、学校に行く支度をして家を出た。


いつも通りのはずだったんだけど…。


「郁ー!美知琉ー!やばーいよーっっっっ!」


麻知が全力疾走してこちらに向かってきた。


嫌な予感がするのは気のせい?


「あんたら教室入らない方がいーよ!」


「えっ?なんでよ…だよ。もう目の前教室だし教室入る…ぞ」


美知琉は何にも感じないのか?


こんなにも麻知が慌ててるのに。


シゲも中で何やら揉めてるし…。


「?開けるよ?」



でも必死で止める麻知。


いつも通りのはずがいつも通りではならない日になるとは…。





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