「月姫!?」 ドアを勢いよく開けて廊下へ飛び出す 「・・のあ・・・っ」 「どうしたんだよ!月姫、どこいくんだよ!?」 「あたし、ちょっと行ってくる!」 希空、あたしが帰ってくるまで・・・・・・・・ 陽向をお願いね。 屋上まで駆け上がる。 ―バンッ!! 「・・・はぁ・・はぁ、はぁっ」 ザアアッ いつもより風が強い。 桜の花びらも舞う。 「 きたんだね 」 花びらの向こうに風斗。 「うん・・・!」