「さあな?どうでもいいだろ、そんな事。私の人生なんだから私が決める」
先生は暫く驚いた表情を見せていたが、すぐにフッと笑った。
「そうだね。バースはバースのやりたいようにすればいいよ。私はそれを応援するから」
そしてまた先生はバースの頭を気安く撫でた。
「しっかり勉強して頑張るんだよ」
「だから触るなって!」
「あははは!」
笑いあう二人。この時は本当に幸せだった。
けど、そんな二人を憎しみの目で見ている者がいる事を、バースは気付かなかった。