「私をスカウトしに来たのかしら。困ったわ」
笑顔で馬鹿な事を言うルナだが、先生がすぐに否定した。
「バースにって言ったでしょ。バース、会って来て」
「はあ…」
立ち上がりバースは神人の元へ行く。背後ではルナが大声で喚いていた。
「何で私じゃなくてバースなのよ！」
とりあえずルナの事は無視してバースは神人の前に立った。
「バースです」
自己紹介すると、神人はニッコリと友好的な笑みを浮かべた。
「初めまして。神人のナスカです。突然ごめんなさいね」
「いえ…」
「ちょっと付き合ってくれる？」
そう言って神人は歩いて行った。