神人~神人になった理由~

「そりゃそれも私達の仕事でしょう。でも、私はこの街との関係は無い。だからこの街よりもバースの安全を選ぶ」
「貴女に関係無くても、バースにはあるわ」
ルナは手を離し、時計台の方を指差した。
「あの時計台の裏にある高台に私とバースの先生の墓がある」
「だから?」
「この街が完全に壊れたら、先生の眠る場所も無くなってしまう。それをバースが許すと思う?」
「……」
バースの先生の事はバース本人から聞いた事がある。先生の話をしている時のバースは、嬉しそうで、悲しそうだった。