続・教師×生徒【恋愛物語】

駅前の喫茶店に入ると、先に来ていたおばさんが見えた。


店員さんに


「お一人様ですか?」


そう声をかけられて


「いいえっ!待ち合わせなので…。」


慌てて返事をした。


おばさんは少し前に来ていた様子でイライラ感が伝わってきた。


「お待たせしました。」


そう言いながら恐る恐る近づいた。


「遅かったじゃない。」


「ご、ごめんなさい。」


おばさんの向かい側の席に座った。


お冷やを持ってきた店員さんにコーヒーを注文して、ゆっくりとおばさんの顔を見る。


「ちゃんとお金は準備してきたんだろうね?」