え……?


あたしは一瞬、里美が何の事を言ってるのか分からなかったけど、里美の視線があたしの左頬だと気が付いて慌ててバックから鏡を取り出した。


時間に遅れそうだったから鏡なんて見てこなかった(汗)


鏡に映ったあたしの左頬はおばさんに殴られた時にできたであろう数本のみみず腫の赤い線がくっきりと浮かんでいる。


こんな顔して目の前に現れたら、そりゃ〜ビックリするよね。


「何でもないよ。」


あたしは笑顔で答えてイスに座る。


「何でもないわけないじゃん!確実にビンタの後だよね?
誰にぶたれたの!?小林先生!?!?」