帰りの車の中で慎吾が


「疲れた?」


そう聞いてきた。


「そりゃ〜最初は緊張しまくりだったからちょっとだけ、ちょっとだけだよ、疲れた…かな…。
でも、すごく楽しかった。また遊びに行きたい!」


そう答えたあたしの頭に慎吾は手を乗せた。


そして


「それなら良かった。
もう行きたくないって言われたらどうしようか…って思った。」


そう言って優しく頭を撫でてくれた。


「行きたくないなんて思うわけないじゃん。」


それはあたしの本心。本当にまた行きたいって思ったから。


信号待ちで停まってる車。